インプラントとは?ブリッジ・入れ歯との違いや治療の流れ・医院の選び方も紹介
近年、入れ歯やブリッジに次ぐ第3の治療法として、よく耳にするようになりました。入れ歯やブリッジで不自由している方は、インプラントを検討してみるのも良いかもしれません。今回は、インプラント治療の気になる費用やメリット・デメリット、インプラントの種類、よくある質問などをわかりやすく解説していきます。
インプラントとはどんな人が受けられる治療?
「インプラント=歯科の治療」というイメージを持つ方もいるかもしれません。しかし、インプラントは「体内に埋め込む医療器具・材料」を指します。ちなみに、インプラントは英語で「implant」と綴り、和訳すると「植え付ける」「吹き込む」「差し込む」「移植する」となります。歯科以外でもインプラントという単語は使用されており、心臓のペースメーカーや美容整形で用いるシリコンなどもインプラントの一つです。歯科領域では、あごの骨に埋め込む人工歯根をインプラント、正しくは「歯科インプラント」と呼びます。インプラントは歯科で扱う機会が他の科と比べて多いことから、一般的に「インプラント=歯科インプラント」と認識されています。
インプラント治療方法の具体的な流れは?
インプラント埋入手術には、手術を1回だけ行なう「1回法」と、2回に分けて行なう「2回法」の2つの方法があります。それぞれの手術については以下のとおりです:
歯ぐきを切開し、あごの骨にドリルでインプラント体を埋めるための穴を開けます。その後、開いた穴にインプラントと人工の歯との連結部分にあたるアバットメントが一体となった、ワンピースインプラントを埋め込みます;
歯ぐきを切開したらドリルを使い、インプラント体を埋めるための穴をあごの骨に開けていきます。その後、開けた穴にインプラント体を埋め込み、インプラント体の上部の穴にカバーをかぶせます。切開した歯ぐきを縫い合わせ、1回目の手術は終了です。2ヵ月後、インプラント体があごの骨としっかりと結合したら、2回目の手術を行ないます。カバー上の粘膜(歯ぐき)を切開し、カバーを外します。その後、アバットメントを取り付けます。